こうぼうむぎ (弘法麦)

学名  Carex kobomugi
日本名  コウボウムギ
科名(日本名)  カヤツリグサ科
  日本語別名  フデクサ、ハマムギ、ウミゴメ
漢名  篩草(サイソウ, shāicăo)
科名(漢名)  莎草(サソウ,suōcăo)科
  漢語別名  砂鉆薹草(サケンタイソウ,shāqián táicăo)
英名  
雌株   2024/05/02 植物多様性センター 

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2008/05/15 館山市
雌株 雄株

 一見コウボウシバと似ているので注意。
 スゲ属 Carex(薹草 táicăo 屬)については、スゲ属を見よ。
 「和名ハ弘法麥ノ意ニシテ其實ノ麥ニ似タルヨリ云ヘドモ敢テ食用トナラズ、筆草ハ其舊キ根莖ノ節ニ遺存セル葉鞘ノ黑色纎維ト其柄トシテ根莖ノ一部トヲ利用シ筆ト爲シ雅人之レヲ用ウルヨリ云フ」(『牧野日本植物圖鑑』)。
 「和名は弘法麦で,茎の基部の古い葉鞘の分解して残った繊維を筆として使ったといわれ,弘法大師の筆にちなむ。麦は穂の形による」(『日本の野生植物』)。 
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』19(1806)蒒草に、「コウボウムギ ハマムギ加州 オニゼキシヤウ越前 ウミゴメ」と。   
 北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・ウスリー・遼寧・河北・山東・江蘇・浙江・臺灣に分布。海岸の砂地に生育する。
 雌雄異株。
 中国では、その果実を篩實(サイジツ,shāishí)と呼び、薬用にする。

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